7.施設入所処置解除及び里親委託解除(平成9年度解除分)
 
(1)解除件数 
  件  数
 児童養護施設 447 63.0
 乳児数 151 21.3
 児童自立支援施設 33 4.6
 情緒障害児短期治療施設 29 4.1
 障害児関係施設 16 2.3
 その他の施設 0.8
 里親委託 28 3.9
合   計 710 100.0

 

(2)解除の理由
  件 数
 親子関係の改善 236 33.3
 親の引き取り要求に児相がやむなしと判断 111 15.6
 親の引き取り要求に施設がやむなしと判断 0.1
 その他の解除理由 223 31.4
   自立・就職 99 14.0
 保護者を変えて家庭引取 30 4.2
 虐待者との離婚・別居により家庭引取 16 2.3
 児童が強く家庭復帰を希望 11 1.5
 養子縁組成立 0.8
 成人施設へ入所 0.8
 他児相へケース移動 1.1
 28条申立により一時保護委託 0.6
 その他 43 6.1
 措 置 変 更 137 19.3
   満年齢による施設変更 44 6.3
 施設不適応による施設変更 34 4.8
 里親委託 23 3.2
 経過良好のため施設変更 0.8
 就労・自立に向けての準備 0.3
 その他 28 3.9
 不  明 0.3
合    計 710 100.0

 

(3)解除後の指導
 
  件 数
 児童福祉司指導として指導を継続 124 17.5
 児童福祉司指導以外で指導を継続 72 10.1
 児童委員に指導を委託 0.1
 福祉事務所に指導を委託 33 4.6
 その他の機関に指導を委託・依頼 62 8.7
   他児相に指導を依頼 22 3.1
 出身施設に指導を依頼 11 1.5
 その他 29 4.1
 児相の指導と並行して他機関に指導を委託・依頼 67 9.4
 その他のフォローアップ 30 4.2
 フォローアップを行わなかった 195 27.3
   保護者が拒否 15 2.1
 人的余裕なし 15 2.1
 その他 165 23.1
 処 置 変 更 129 18.1
合    計 713 100.0

 

8.機関連携
 
(1)他機関との定例的な会議の開催状況 
  箇所数
 定例的に会議を開催している 91 52.3
 定例的に会議を開催していない 73 42.0
 無 回 答 10 5.7
合   計 174 100.0

(2)個別事例における機関連携(複数回答)
 
  1位 2位 3位
     
啓発活動 福祉事務所 65.5 学校 63.8 児童委員 63.2
相談・通告 学校 71.8 福祉事務所 70.7 保育所・幼稚園 64.9
調査 学校 80.5 福祉事務所 73.0 保育所・幼稚園 71.3
一時保護 学校 66.7 福祉事務所 58.0 警察 50.6
指 導 学校 66.1 福祉事務所 63.2 保育所・幼稚園 58.0
施設入所処置 児童養護施設 66.7 福祉事務所 48.3 学校 44.8

 
(3)警察との連携
 
 1. 平成9年度に受理した事例で警察との連携を図った事例
 
135カ所 532件

 2. 連携の内容(複数回答)
 
  箇 所 数
 通告 95 54.6
 一時保護する際の同行 29 16.7
 一時保護中の引取要求に備えるための事前協議 13 7.5
 立入調査に向けた事前協議 45 25.9
 家庭引取後の見守り 41 23.6
 施設入所中の引取要求に備えるための事前協議 12 6.9
 家庭引取後の対応に向けた事前協議 22 12.6
 立入調査時の同行 4.6
 一時保護中の引取要求への対応 18 10.3
 施設入所中の引取要求への対応 29 16.7
 そ の 他 31 17.8

 
9.虐待ケースの対応に関しチーム体制を取っているか
 
  箇 所 数
 チーム体制を取っていない 18 10.3
 状況により複数職員で対応 138 79.3
 そ の 他 16 9.2
 無 回 答 1.1
合    計 174 100.0

10.死亡事例
 
 (1)児相が関与している又は関与していた事例で平成9年度中に虐待により死亡した事例
                              (受付年度不問)
 
12都道府県・指定都市 計15件(14カ所)

 (2)死亡事例の例
 

 福祉事務所から「母の内縁の夫が6才の児童を虐待している」との通告があり、内縁の夫は暴力団員との情報が入り、関係機関が介入方法について幾度か会議を開き検討していた矢先、約2週間後に実母及び内縁の夫の折檻により死亡。

 父親による虐待からの保護を求めて母親から相談、乳児院処置に至る。その後両親は一旦離婚したが、再び復縁し、本児の引き取りを要求。「父からの虐待はない」旨の確認を母から行い、そのまま処置解除としたが、10日後に本児は両親の折檻により死亡。

 別居中の母から、「夫の元においてきた2人の子ども(乳児と幼児)が必要な世話をされているのかどうか不安」との電話相談。電話で助言を行い経過を見ていたところ、半月後、栄養失調で幼児が死亡、乳児も緊急入院。

 父の乳児に対する身体的虐待について母より相談があるも、その後母は離婚及び児童の養育を決意したとのことから、児童相談所は関与を中断。実際には離婚にいたらず父母は再度同居、半月度、父の暴行により死亡。