内 容

(1)特 徴

 1.従来曖昧であった立入調査や緊急保護、親子分離の要否判断等の基準を
   明確にするとともに、調査に当たって把握すべき事項を明示した。

 2.暴力的・威圧的な保護者への対応に児童相談所や施設が苦慮している現
   状に鑑み、具体的な対応方策を示した。

 3.行政不服審査への対応、家庭裁判所への各種申立等、法的対応のあり方
   を具体的に示した。

 4.児童相談所や施設における処遇や心理的援助の実際について解説した。

 5.関係機関との連携のあり方について具体事例を交えながら詳説した。

 6.保護者にアルコール依存等がある事例、性的虐待事例等、特別な視点が
   必要な事例への対応について具体事例も盛り込みながら解説した。

 7.虐待致死事例を教訓として、問題点や対応のあり方について明示した。

「子ども虐待対応の手引き」の内容

第1章 援助に際しての基本的留意事項

 1.虐待とは何か(リンク説明付き)
 2.虐待事例における援助の特質と児童の自立支援とは何か
 3.援助に際しての基本的留意事項は何か
 4.守秘義務について

第2章 通告・相談への対応

 1.通告・相談時に何を確認すべきか
 2.通告・相談があった場合に先ず何をやるべきか
 3.子どもが自ら保護を求めて来た場合、どう対応すべきか

第3章 調査及び保護者・児童へのアプローチ

 1.他機関等からの情報収集はどのように行うか
 2.調査に拒否的な保護者へのアプローチをどうするか
 3.調査における留意事項は何か
 4.立入調査の要否をどう判断するか
 5.立入調査に当たっての留意点は何か
 6.子どもからの事実確認(面接、観察)はどのように行うか
 7.虐待の認識を保護者にどうもたせるか
 8.調査に当たって他機関との連携をどう図るか
 9.児童相談所や施設の職員に暴力的な保護者にはどう対応すべきか

第4章 一時保護

 1.一時保護の目的は何か
 2.緊急一時保護の要否判断はどのように行うか
 3.職権による一時保護の留意点は何か
 4.一時保護について児童、保護者にどう説明するか
 5.保護者への一時保護告知について
 6.一時保護中の児童に対する処遇はどうあるべきか
 7.保護者が一時保護中に面会を希望する場合の対応について
 8.保護者の強引な引取要求への対応について
 9.家庭引取りさせる場合の児童、保護者への指導上の留意点について
10.委託一時保護の留意点は何か

第5章 判定・処遇決定

 1.各種診断はどのようにたてるか
 2.判定はどのように行うか
 3.処遇指針はどのように作成するか
 4.親子分離の要否判断はどう行うか
 5.処遇方針について保護者、児童にどう説明するか
 6.共同親権者の内の一方が施設入所に反対している場合の対応について
 7.法的分離の要否判断をどう行うか
 8.法的分離にはどのようなものがあるか
 9.法的分離手続の実際

 (1) 各種申立書はどのように記載するか
 (2) 虐待の疎明、証明はどうすればよいか

第6章 児童福祉審議会への意見聴取

 1.どのような事例を児童福祉審議会に諮るか
 2.児童福祉審議会の意見聴取の手続きはどのように行うか
 3.児童福祉審議会運営の実際と活用はどのように行うか

第7章 処遇(在宅指導)

 1.在宅指導上の留意事項は何か
 2.子どもへの心理的援助はどのように行うか
 3.保護者への援助をどのように行うか
  (1) ソーシャルワーク的観点
  (2) 心理学的観点
  (3) 保健上の観点

第8章 処遇(親子分離)

1.児童相談所における対応

 (1)親子分離(施設・里親)について児童、保護者にどう説明するか
 (2)保護者の強引な引取要求にどう対応するか
 (3)家庭環境調整、保護者への援助はどのように行うか
 (4)施設への技術的支援、家庭環境調整に向けた連携をどう図るか
 (5)施設入所中の子どもへの心理的援助はどのように行うか
 (6)措置解除の適否判断と解除時の子ども、保護者等への指導はどう
    あるべきか
 (7)措置解除後の指導をどう行うか
 
2.施設における対応

 (1)自立支援計画はどのように作成するか
 (2)入所時における子ども、保護者への対応はどうあるべきか
 (3)子どもの問題行動にどう対応すべきか
 (4)虐待を受けた子どもへの心理的援助の基本的枠組
 (5)子どもへの心理的援助をどのように行うか
 (6)保護者の強引な引取要求への対応をどうするか
 (7)親子関係の調整をどう行うか
 (8)退所する子どもとその保護者への指導はどうあるべきか
 (9)退所後のアフターケアをどう行うか
 
3.児童相談所による里親への支援

 (1) 里親委託時における子ども、保護者への対応はどうあるべきか
 (2) 里親への支援、連携をどう図るべきか
 (3) 被虐待児を受託している里親への指導をどう行うか

第9章 児童相談所の決定に対する不服申立について

 1.行政不服審査とは何か
  2.行政不服申立にどう対応するか

第10章 関係機関との連携の実際

 1.児童相談所

 (1) 児童福祉施設・里親との連携
 (2) 福祉事務所(家庭児童相談室)との連携
 (3) 児童家庭支援センターとの連携
 (4) 民生・児童委員(主任児童委員)との連携
 (5) 学校、保育所、幼稚園との連携
 (6) 医療機関との連携
 (7) 保健所・市町村保健センターとの連携
 (8) 警察との連携
 (9) 弁護士との連携
(10) 家庭裁判所との連携
(11) 民間虐待防止機関との連携
 
 2.児童福祉施設

 (1) 児童相談所との連携
 (2) 福祉事務所(家庭児童相談室)との連携
 (3) 学杖、保育所、幼稚園との連携
 (4) 保健所・市町村保健センターとの連携
 (5) 医療機関との連携
 (6) 警察との連携

 3.事例検討会における留意事項について

第11章 電話相談の実際

第12章 特別な視点が必要な事例への対応


 1.保護者にアルコールや薬物依存症がある事例への対応
 2.精神疾患が騒われる事例への介入と対応
 3.親による治療拒否の事例への対応
 4.性的虐待事例への対応

第13章 虐待致死事例に学ぶ